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やわらかい手

やわらかい手_a0126683_1531214.gif週末は撮りだめした映画を観る。
わたしは用事があってもさぼりたいくらい、ずっとうちに居たい人間である。

今日の映画は「やわらかい手」

あの!マリアンヌ・フェイスフルが堂々復活。
(わたくしのmixiのトップ写真は彼女です^^)

ロンドン郊外の小さな町に住む主婦マギーは数年前に夫をなくした未亡人。彼女は難病の孫の治療費を工面するために、思い出のつまった家さえ売り払うほど孫を愛している。
しかし、悪化するばかりの孫の病状。
絶望した彼女がふと目にしたのが、風俗店の求人広告の張り紙「接客係募集・高給」




世間知らずの彼女は知らなかった。「接客業」だもの、お茶を出したり、案内したり、そんな仕事と思って面接に行けば、そこには「ラッキーホール」と呼ばれる穴が。
ショックを受け躊躇するが、週600ポンド稼げるというので、彼女は決意する。
そして彼女は思いもよらずゴッド・ハンドの持ち主だった。
これ以上は書きません(笑)
よければ観て下さい。

前半は突如風俗業界に飛び込んだリアンヌ演じるマギーと一緒におどおどしたり、どきどきの覗き見感があるのだけど、後半、彼女の慈愛というか肝っ玉母さん的ありかたにだんだん包み込まれていくような感覚を憶える。
病院の付き添いで眠り込む息子の腕にそっと置く手、息子の嫁を抱き、肩をぽんぽんたたく手、ラッキーホールで駆使されるのと同じ彼女のてのひらは大きくてやわらかそうなのだ。


マリアンヌ・フェイスフルは、1968年にアラン・ドロンと共演した『あの胸にもういちど』でジャンプスーツに身をつつみ、バイクで爆走する。
その彼女が『ルパ三世』の峰不二子のモデルになったとか。
そういわれれば、納得しますねー

by jellyfish222 | 2009-07-12 16:40 | 映画、TV